沖縄県那覇市の奥武山公園内で27日夜、尻尾が切り落とされた状態の猫が見つかった。公園にいる捨て猫に餌やりや不妊去勢手術、ふんの片付けなどをしている有志らの1人、鬼倉真由美さん(58)によると尻尾は根元から切り落とされ、ナイフで切ったような跡があった。同公園内では過去2年間、水を入れる容器に毒物が盛られ、泡を吹いた状態の猫2、3匹が見つかるなど、複数の虐待が確認されているという。
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見つかったのは不妊去勢手術をした4~5歳の「さくら猫」で、有志らが4年前から同公園内で世話をしている。27日夜、餌やりに訪れた鬼倉さんが尻尾がなくおびえた様子の猫を発見。警察に通報し、公園内の巡回強化を要請した。
一般社団法人動物愛護の会「アベニール」の石垣深樹代表は「人慣れしたさくら猫を狙った犯行では」と推測。「猫も人間と同じ命。捨て猫の世話をする人たちの心も踏みにじる行為」と批判した。(社会部・比嘉海人)