元国土交通事務次官の本田勝氏(69)が民間企業「空港施設」の社長人事に介入した問題で、斉藤鉄夫国交相は4日の記者会見で、本田氏が聞き取り調査に対し、事実関係を認めて謝罪したと明らかにした。「自分の言動が国会や国交省に多大な迷惑をかけた」と述べたという。
本田氏は昨年12月、空港施設の社長、会長と面会。副社長で元同省東京航空局長の山口勝弘氏(63)の社長昇格を求めた上で「国交省OBとしてあらゆるサポートをする」との趣旨の発言をした。聞き取りには「OBとして注意し、相談に乗るという意味で、国交省や職員の権限をかさにお願いしたのではない」と釈明した。