メンズコンセプトカフェ、少女2人に1本30万円シャンパンなど80万円支払わせる

男性従業員が接客する「メンズコンセプトカフェ」で未成年の少女に高額な酒を提供したなどとして、警視庁は3日、新宿区歌舞伎町の「NAカフェ」を経営する男(41)(港区)と元従業員の男(20)(北区)を風営法違反容疑で逮捕したと発表した。逮捕は1日。
発表によると、2人は昨年1~2月、客として訪れた少女2人が未成年と知りながら、1本30万円のシャンパンを飲ませるなどした疑い。いずれも容疑を一部否認しているという。
同店はホームページやSNSで、ライブ活動などを行う「メンズ地下アイドル」を目指す男性が接客すると宣伝。少女2人は逮捕された元従業員のファンで、2021年11月~昨年7月に計約80万円を支払っていた。
警視庁は21年11月以降、同店が未成年者に酒の提供を繰り返し、月約800万円を違法に売り上げていたとみて営業実態を調べている。元従業員の男は3月、少女の1人と店内でわいせつな行為をしたとして、都青少年健全育成条例違反容疑で逮捕されている。