「サル」発言の小西洋之氏、参院憲法審で謝罪せず…立民内に「追加処分」の声も

参院憲法審査会が5日、今国会で初めて開催され、審査会の毎週開催を「サルがやること」などと発言して批判を浴びた立憲民主党の小西洋之氏も出席した。立民は小西氏を野党筆頭幹事から更迭したものの、毎週開催に消極的な姿勢を崩さず、与党は反発している。
「 真摯 (しんし)に議論を行っている委員に極めて失礼。看過できない発言だ」
中曽根弘文会長は審査会の冒頭、小西氏に苦言を呈し、反省を促した。日本維新の会の音喜多政調会長も「審査会の場で謝罪、撤回を強く期待する」と迫り、自民党の松川るい氏も「断固抗議する」と述べた。
ただ、委員として出席した小西氏は手元の資料に目を落とすだけで、発言の機会を求めなかった。審査会後も記者団の質問に応じず、足早にエレベーターに乗り込み、「参院らしい、いい議論だった」と一方的に述べて立ち去った。
小西氏は自身の発言が報じられると、ツイッターに「NHKとフジテレビに対し、あらゆる手段を講じて、報道姿勢の改善を求めたい」などと報道機関への圧力とも取れる投稿を繰り返した。
審査会後、音喜多氏は記者団に対し、「小西氏は(放送法を巡る政府追及で)権力者はメディアに介入すべきではないと論陣を張ってきた。ダブルスタンダードと言わざるを得ない」と批判した。
立民内には「小西氏は謝らない。幕引きには追加処分しかない」(関係者)との声があり、党参院政策審議会長の解任案などが取り沙汰されている。
小西氏に代わって野党筆頭幹事に就いた立民の杉尾秀哉氏は審査会後、「衆院と同じように参院も毎週開かなければいけないというものでもない」と語った。杉尾氏は小西氏と同様、党内左派で知られる。自民幹部は「『サル』発言だけでなく、審議拒否の姿勢も問題視されていると理解していない」と憤った。