【雪解けならず】知事と市長“最後の面会” 静岡市・田辺市長が撤回求めた過去発言…川勝知事は明確には答えず 4日

4日、「退任前のあいさつ」のため川勝知事と面会した静岡市の田辺市長。田辺市長が撤回を求めたのは「静岡市は政令市の失敗事例」と批判した過去の知事の発言について。しかし、知事は明確には答えなかった。

4日 夕方、静岡市の田辺市長が向かったのは…。

(田辺市長)
「いくつかお願いがあるので時間を有効に使いたい」

県庁の知事室。知事に名刺を渡した田辺市長…。2人で会うのは4年ぶりとなった。

(川勝知事)
「10年一節と言うが、12年はたいしたものよ」
(田辺市長)
「ありがとうございます、知事に4つほどお願いが…」

「4つのお願い」があると切り出した田辺市長。そのうちの一つが
過去の川勝知事の発言についてだった。

(田辺市長)
「静岡市は政令指定都市の失敗事例だったとおっしゃった、それを静岡市長として私は看過できませんでした」

田辺市長が撤回を求めたのは7年前のこの発言。当時、川勝知事は政令市の人口の目安である70万人を切りそうだった静岡市を痛烈に批判していた。

4日、田辺市長はこの発言の真意を知事にたずねたが…。

(川勝知事)
「人口減少の中で、あのとき市長は『100万人都市を目指す』と
おっしゃっていたけど非常に厳しい」
(田辺市長)
「私は100万都市なんてことは言っていない」
(川勝知事)
「将来、人口が伸びるはずだと見込んで、旧清水市と旧静岡市が一緒になったが現実はなかなか厳しかった、大変な苦労があったと思う」

知事は発言の撤回については明言を避けた。

(川勝知事)
「本当にご苦労様だった」
(田辺市長)
「またゆっくりお目にかかれる機会があれば…」
(川勝知事)
「夢を本当にたくさん残していかれて、それがすごく印象的だ」

それでも、田辺市長の労をねぎらい和やかなムードを演出。最後は握手をして別れた。“知事の答え”を受けて田辺市長は…。

(田辺市長)
「言葉は武器にもなるし凶器にもなる、政令市は失敗だ」「静
岡市は不合格だと言われたら、私たちは懸命にやってきたから、それは言いすぎだという風に反論をする」「最後であるので、きょう私が申し上げたいことを知事に4つのお願いとして申し上げた次第だ」
(川勝知事)
「それなりの気持ちを持ってこられているということは分かっていましたのでね」「彼も気持ちよく4月12日の退任の日まで、過ごしていただけるようにという思いで、来ていただいたことを歓迎したということでございます」

“最後の面会”でも完全に雪解けとはいかなかった2人。新しい市長と知事はどのような関係を築くのか。