沖縄県の宮古島付近で陸上自衛隊ヘリコプターが6日に行方不明となった事故は、搭乗していた10人の安否に関する情報は8日午後4時時点で防衛省に入っていない。6日午後3時56分に機影がレーダーから消失してから2日が経過した。自衛隊と海上保安庁は、護衛艦や巡視船、ヘリで周辺海域の捜索を続けている。
不明機には、第8師団(熊本市、約5000人)のトップである坂本雄一師団長(55)や師団幕僚長、宮古警備隊長ら幹部が搭乗していた。3月下旬に就任したばかりの師団長らに対し、宮古島の地形に詳しい宮古警備隊長らが状況を説明していたという。【内橋寿明、渡辺暢】