統一地方選で再選を目指す“議員系VTuber”荻野稔「表現の自由を守る」

4年に一度の統一地方選が、前半戦は4月9日投開票、後半戦は4月23日投開票で開催。密かに注目を浴び始めているのが、ひとクセもふたクセもある候補者の存在だ。彼らが、地方政治に打って出た理由とその動向を直撃取材!
◆萌え文化を草の根で守る
議員系VTuber・荻野 稔(37歳)無所属/東京都大田区議選

「議員系VTuber」を名乗るのは、現在大田区議1期目であり、今回の統一地方選で再選を目指す荻野稔氏。

地方議員としては珍しく、約10万人のTwitterフォロワーを抱えるが、投稿内容はアニメや漫画のことばかり。自ら和服を着た女のコに扮するVTube配信では、若者の間で人気の対戦型ゲームの実況からVR風俗の体験動画まで。異色な活動を続ける、その真意とは?

「ザ・政治家のような発信をしないことを心がけています。堅い内容ばかりでは、今は興味を示してもらえませんから。私が好きなオタク文化で新しいことを提案していきたい。昨夏の参院選では、選挙に行ったことがない人でも投票所がどんな様子かわかるようにと、メタバース空間で体験できる試みも行いました」

◆松戸市のご当地VTuberが炎上した際も理解を求めた

そんな荻野氏の力が遺憾なく発揮されたのが、一昨年の松戸市での問題。警察の交通安全啓発動画にご当地VTuberが出演した際、「性的だ」との抗議が集まり、削除が強行された。荻野氏は地元議会とVTuber側との面談を実現し、理解を求めた。

「これらに苦情を入れるのは40~60代の人が多い。つまり、一昔前にはやったエロ漫画同人誌のイメージが消えず、萌えキャラに拒否反応を抱いている世代。日本で表現規制なんて……と思いがちですが、萌えキャラは、一般市民の偏見や行きすぎたポリコレの標的になりやすい。これらから守るためにも次の選挙は勝ちたい。私は無所属なので『表現の自由』を守るため、国政や都政、また政党を問わず、連携していきます」

オタク文化と政治を繋ぐ存在として再選に燃える。

・マニフェスト
日本が誇るエンタメ・オタク文化の表現規制に反対!

取材・文/週刊SPA!編集部

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