首相襲撃、ナイフも所持 爆発物投げつけ容疑者、動機焦点

岸田文雄首相の選挙応援演説会場で爆発物が投げ込まれた事件で、威力業務妨害容疑で現行犯逮捕された無職木村隆二容疑者(24)が果物ナイフを所持していたことが16日、和歌山県警への取材で分かった。爆発物以外の凶器も用意し、現場の状況に応じた方法で首相を襲撃しようとした可能性がある。
県警は16日未明から約8時間にわたり兵庫県川西市の容疑者宅を家宅捜索。金属製とみられる管や工具類、火薬の可能性がある粉末を押収した。容疑者がこれらを使い爆発物を自作した疑いもあるとみて捜査。焦点となる動機の解明を目指す。
岸田首相は16日、公邸で記者団の取材に応じ「民主主義の根幹をなす選挙で暴力的な行為が行われたことは絶対許すことはできない」と強く非難。衆参5補欠選挙などで各党の選挙運動が妨害されないよう「警備に万全を期してもらいたい」と強調した。
容疑者は逮捕直後に「弁護士が来てからお話しします」と供述し、その後は黙秘しているという。県警は17日送検する。