【独自】防犯カメラが捉えた連日の“食材泥棒” 人気レストラン周辺で肉やパンが次々消えてゆく…バレないように少しずつ?

人気レストランの冷凍庫を物色する泥棒。パンや豚肉など、シェフこだわりの食材を次から次へと盗んでいった。
被害にあったシェフ: ローストポークやポークソテー、色々な料理に使うものなので、率直に腹立たしい
事件は、4月16日未明、神奈川県川崎市にあるフレンチレストランの敷地内で起きた。
小雨が降る中、傘を持って現れた人物。フードと帽子をかぶり、マスクで顔を隠している。
まず、冷凍庫の上に置いてあった大きな鍋をどかす。
そして、ゆっくりと冷凍庫の扉を開けると、中に大量の食材が入っているのを発見。
その中から選んだのはフランスパン3本。持ってきたレジ袋にまるで買い物でもしたかのように1本1本丁寧に入れていく。
犯行を気づかれないようにするためか、最後に鍋を冷凍庫の上に原状復帰。そのまま現場をあとにしていった。
フランスパンが盗まれた翌日、再びあの人物が姿を現す。
この日はヘッドライトを装着し、手袋までしている。
光に照らされた冷凍庫から取ったのは、3kgの豚肉。
最初から肉を狙っていたのか、持参した保冷バッグのようなものに豚肉を詰め込む。
大きなバッグを肩にかけた人物は、またしても鍋を元あった場所へ原状復帰。
こうして店の大切な食材を盗み出していった。
被害にあったレストランのオーナーシェフは、食材費が高騰する中での被害に頭を抱えている。
店のオーナーシェフ: こちらが取られた豚肉と同じものになります。
店のオーナーシェフ: (食材費の値上がりで)2021年、2022年と比べて2倍ほどになってるものもたくさんあるので、厳しいです
食材を保管していた冷凍庫は、店の裏手にあった。
約1カ月前から、冷凍庫の中にあった食材が頻繁になくなったため、オーナーシェフが防犯カメラを設置。
すると、大量の食材を盗み出す不審な人物を捉えたのだ。
被害総額は約10万円。食材が足らずに店が営業ができなくなったこともあったと話す。
さらに、被害にあった店の付近でも、複数の飲食店で同様の被害が起きていたという。
店のオーナーシェフ: 分からないくらいの数をちょっとずつ持って行っている。バレない程度の量。自分で捕まえたいぐらい腹が立っている。とにかくやめてもらいたい。お客様に提供する食材なので、それが一番です
店は、警察に被害届を提出した。 (「イット!」4月20日放送より)