千島連盟「極めて一方的」と非難 ロシア国内活動禁止受け

北方領土の元島民らでつくる千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟、札幌市)の脇紀美夫理事長(82)は22日、ロシア最高検察庁から「好ましからざる団体」と指定されたのを受け「極めて一方的な対応で、断じて受け入れることはできない」と非難する声明を出した。千島連盟はロシア国内での活動が事実上禁止される。
声明は「四島交流事業などを通じ、ソ連およびロシアの方々と平和裏に友好的な交流を続けてきた」と主張。道や関係機関と連携し、交流事業の早期再開を「引き続き強く求めていく」とした。
ロシアは昨年2月に開始したウクライナ侵攻を理由に対ロ制裁を科した日本に反発していた。