【知床沖・観光船沈没事故から1年】追悼式典開かれる 被害者家族や国交大臣らが出席

この事故は去年4月23日、知床沖で乗員乗客26人を乗せた観光船「KAZUⅠ」が沈没し、20人が死亡、6人がいまだ行方不明となっているものです。
事故の発生から1年がたった23日、斜里町内のホテルでは午後1時から追悼式典が開かれました。
式典には被害者家族のほか、斉藤鉄夫国土交通大臣や鈴木直道北海道知事ら約150人が出席。
犠牲者らの冥福を祈り、30秒間の黙とうがささげられました。
斉藤国交大臣は、「監査や検査を行いながら、このような事故を防ぐことができなかったこと、そして、一人も救助できていないことについて、大変重く、真摯に受け止めております」「国土交通省としては、このような痛ましい事故を二度と起こさないという強い決意のもと、不退転の覚悟をもって、 事故の再発防止に取り組むことをここにお誓い申し上げます」と追悼の辞を述べました。
鈴木知事は、「突然の事故によって、命を失われた方々、また最愛の肉親を失われたご遺族、行方不明となられている方々のご家族のご心痛に思うと、胸が張り裂ける思いであります」と述べ、犠牲者に哀悼の意を示しました。