弟・洋氏とのコラボは「何か企画があれば…」次期函館市長・大泉潤氏「函館は世界を驚かせるポテンシャルがある街」

函館市長選の注目の一騎打ちは、新人の大泉潤氏が、現職を破り、函館市政は新たな1ページを迎えることになりました。 大泉潤・次期函館市長に、話を伺っていきます。
堀啓知キャスター) 23日の出口調査のデータを見ると、函館市長選に投票した有権者の、およそ9割が「人口減少」に危機感を持っていると答えました。函館ほどの都市でも、人口減少を止められていない。新市長として、どう期待に答えていきますか?
大泉潤氏) 若い人から選ばれる街になっていないと思っています。そのためにはまず雇用を拡大する、子ども、子育て、未来への投資、これを一過性ではなく、将来にわたって継続するという意思を見せていくことです。さらに街のステータスをあげる、都市の魅力をどんどん向上させること、そうしたことで人口減少の抑制を図っていきたい。
堀啓知キャスター) 雇用でいうと、どんな雇用を創出していこうと考えていますか?
大泉潤氏) 地元の中小企業をしっかりと活性化していく、そもそも市の事業、公共事業をはじめとして、地元の優先発注を拡大するとか、もっと中小企業と向き合うような対策を講じることになると思います。それに加えて企業誘致にも本腰を入れていきたい。函館は、陸海空の交通の利で、人材養成の力もあります。何よりも都市ブランドが確立されていますから、そういったものをテコにしながら、企業誘致につなげていく、経済の回復、雇用の拡大に努めていきたい。
堀啓知キャスター) 函館は街の魅力は高い気がしますが、なかなか上手くいっていないんですか?
大泉潤氏) 街に魅力があると言ってくださる方もいますが、率直に言うと、もっと函館の力はあると思っています。世界中が函館から目を離せない、あるいは世界を驚かせるポテンシャルを持っている町ですから、もっと磨きをかけて、さらにPRをする、これに尽きると思います。
堀啓知キャスター) ご自身も観光に携わってきた中で、観光PRは上手くいかなかったんですか?
大泉潤氏) 観光客の誘致ということであれば、函館の顔になってどんどん引っ張ってくる。そういう人材が育ちにくい土壌があります。土台作りが重要です。
森田絹子キャスター) 選挙期間中は、「新幹線の函館駅の乗り入れ」や「ふるさと納税の寄付額を100億円にまで増やす」といった、結構大胆な政策を訴えていました。本当に実現できるとお考えなのでしょうか?
大泉潤氏) ふるさと納税の100億円は、たしかに高い目標ではありますが、決して不可能ではない。というか、これくらいを目標に掲げなければならないくらい、函館は全国でも魅力的な市町村です。それから、返礼品はいま、モノだけではなく「コト消費」にも広がっています。これは、本当に函館に向いているやり方だと思いますから、まだまだ集められるというふうに思っています。
堀啓知キャスター) 例えば「コト消費」だと、どんな体験を考えていますか?
大泉潤氏) 観光客が函館を訪れる、そして観光地の宿泊、お土産に使えるクーポンを返礼品として出すことは可能だと思います。函館のような観光地であれば、非常に有利な流れだと思います。
堀啓知キャスター) 昨年12億円の寄付でした。単純に9倍とか10倍近いんですが、現実的にどうかなと?
大泉潤氏) ふるさと納税の人気ランキング、全国1700ぐらい自治体がありますが、函館は11番目です。そのくらい全国の方が函館に注目しています。返礼品の内容が乏しいことから、寄付をしていただいていないという現状です、伸びしろは十分にあると考えています。
堀啓知キャスター) 新幹線は現実的なのかなと思いますが、フル規格の新幹線を呼びこもうと思っているんですか?
大泉潤氏) 調査してから協議していくことになると思いますが、ミニ新幹線のスイッチバックが妥当かなと思っています。
堀啓知キャスター) 函館ライナーとのすみわけはどうなりますか?
大泉潤氏) 新幹線を乗り入れるとなった場合には、新幹線が函館ライナーに変わることになります。となると並行在来線の話とセットで考えていかなければなりません。
堀啓知キャスター) 実際、相当お金もかかる話ですよね?
大泉潤氏) 最初に先行投資をする、それを線路使用料という形で、長い期間をかけて回収することもあり得えます。そういうことをまず調査をして、技術的な課題とともに調査をしていくというのが公約です。
コメンテーターの満島てる子さん) 市長が、大泉洋さんのお兄さんであることに市民は大きな期待を寄せていると思います。兄弟愛が強い2人に見えますし、洋さんとも「コラボ」して、函館のPRを強化していくお考えは?
大泉潤氏) 乞う、ご期待。HBCさんのほうで何かいい企画を考えていただければ、さまざまな検討をしていきたいと思います。
堀啓知キャスター) 市長が前面にたって籏ふりをしていくということですよね?
大泉潤氏) もちろんです。
堀啓知キャスター) 去年7月に市役所を辞めて、ずっと走り続けてきたと思います、疲労がたまっていますか?
大泉潤氏) いやそれが、全く疲れがなく、むしろエネルギーが満タンだという状態です。
堀啓知キャスター) 現職よりも4倍の得票をもらった、という責任の重さは?
大泉潤氏) もちろん責任を重くとらえています。
堀啓知キャスター) 今後の市政の活躍を期待しております。ありがとうございました。