京都府警舞鶴署は26日、行方不明となって道路脇に倒れていた70代の男性を発見、救出した舞鶴市市場、看護師、森下晶代さん(39)と長男悠登さん(14)=市立白糸中3年=に感謝状を贈った。昌代さんの母で看護師の陽子さん(65)も救出に携わっており、近く感謝状を贈る予定だ。祖母、娘、孫の3代の連係プレーで高齢者はけがもなく、無事だった。曽根裕之署長は「厳冬期の夜の出来事で、発見が遅れていたら命にかかわっていた。救っていただいた」と感謝の言葉を述べた。
病院勤務の昌代さんは2月27日午後9時ごろ、遅出の勤務を終えて乗用車で帰宅途中、自宅近くの道路脇で男性があおむけで倒れているのを発見した。男性は起きようと時々上半身を動かしていた。
昌代さんはすぐに悠登さんに電話し、「人が倒れている。走ってきて」と叫んだ。悠登さんと一緒にいた陽子さんも現場に駆けつけた。悠登さんは高齢者の手を握って「大丈夫ですか」と励ました。男性の手はとても冷たかったという。陽子さんは男性の脈を取り、乗用車の中から毛布を取り出して男性にかけて温めた。
一方、昌代さんは警察と消防に連絡を取り、救急車の出動を要請。救急車がスムーズに現場に到着できるよう誘導した。男性は病院に搬送され、けがもなく無事が確認された。
昌代さんは「偶然通りかかっただけです。頑張ってくれた優しい息子を見直しました」と笑顔。悠登さんは「(お年寄りが)助かってよかったです」と言葉少なに語った。陽子さんは「男性が朝まで発見されなければ大変なことになっていたと思います」と話した。【塩田敏夫】