【陸自ヘリ事故】今月中に機体引き揚げも 作業船きょう捜索現場に到着予定

【東京】陸上自衛隊幹部ら10人が乗ったUH60JAヘリコプターが宮古島周辺で消息を絶った事故を巡り、海底に沈んだ機体の引き揚げに当たる民間業者の作業船が28日に捜索現場に到着する見通しであることが27日、分かった。29日に機体の引き揚げに向けた作業に着手する。複数の関係者が明らかにした。
作業船は海底の状況確認から始める。今月中に引き揚げを実施する可能性もあるが、政府関係者は「機体の現状などを調べた上で、引き揚げ方法などを検討する。実際の引き揚げは天候や海況にもより、現時点で見通せない」としている。
宮古島海上保安本部は27日、引き揚げ作業が実施されるとして28日から5月30日までの付近の航行に注意を呼びかけた。また、27日から現場海域で海洋研究開発機構(JAMSTEC)の調査船が捜索に加わっていることも分かった。同機構は文部科学省所管の国立研究開発法人。
陸自は深田サルベージ建設のグループ企業「オフショアエンジニアリング」(東京)と約10億円で契約した。(東京報道部・新垣卓也)