大阪市浪速区のマンションの浴槽で、やけどなどのけがをしている男性が意識のない状態で見つかり、その後、死亡しました。警察は同居している女が熱湯を浴びせたなどとして逮捕しました。傷害などの疑いで逮捕されたのは大阪市浪速区の無職・谷口桃花容疑者(29)です。4月30日午後5時20分ごろ、自宅のマンションの部屋で、同居する30代くらいの男性の顔を数回平手で殴ったり、熱湯を浴びせてやけどを負わせたりした疑いが持たれています。警察によりますと、谷口容疑者は「同居の男性が風呂場で意識がない」と消防に通報。救急隊員が駆けつけたところ、浴槽の中で足を伸ばして座り、意識を失っている裸の男性を見つけました。男性の上半身にはやけど、下半身にはいくつかの切り傷があり、病院に運ばれましたが、死亡が確認されました。事件前、2人の間には口論があり、取り調べに対し谷口容疑者は、「カップラーメン用の湯を誤って男性にかけた」と容疑を一部否認しているということです。男性は通報した女性と2人暮らしとみられ、警察は事件のいきさつのほか、男性の身元や死因について調べています。