秋篠宮ご夫妻はチャールズ英国王の戴冠（たいかん）式に参列するため、天皇陛下が差し向ける「ご差遣（さけん）」により、４日から全４日間の日程で英国を訪問される。ご夫妻は海外のほかの国を訪問した際、英国に立ち寄られたことはあるが、公式訪問は初めて。
予定では４日午前、政府専用機で東京・羽田空港を出発し、現地時間の同日午後、英国にご到着。５日は午前中に日本大使公邸で在留邦人との面会に臨み、午後、バッキンガム宮殿で行われる国王主催のレセプションに出席される。６日午前、ウェストミンスター寺院で国王の戴冠式に参列し、同日中にロンドンをご出発。ご帰国は日本時間の７日午後を予定している。
秋篠宮さまは昭和４５年と６１年、来日したチャールズ国王を上皇ご夫妻がお住まいに招かれた際、ご同席に。英国留学中の平成元年には、ケンジントン宮殿で国王とお茶をともにされた。令和元年の陛下の「即位の礼」では、ご夫妻で国王と面会された。
宮内庁によると、英国側からの招待は「国家元首とその同伴者」あてにあり、国家元首が参列できない場合、「代理」の出席が可能と記されていた。