知床半島沖の観光船沈没事故から1年が経ち、行方不明者の捜索を続けてきたボランティアのグループが、最後の捜索に出発しました。 今回、捜索にあたるのは、羅臼町の漁師ら、ボランティア13人です。
これまで6回の捜索で、乗客の頭蓋骨や船長の遺体を発見しましたが、事故から1年が経ち、これが最後の捜索となります。
捜索ボランティア 桜井憲二さん 「何かあれば見つけて帰ってきてあげたい。ただ厳しいとは思う。行方不明になられた、あるいは現場で亡くなった方々も悲しいと思う。(乗客家族には)前に進んでほしい」
ボランティアグループは、乗客の関係者から託された花束を持って、船でウトロ側の文吉港(ぶんきちこう)まで移動し、知床岬周辺の海岸を歩いて捜索します。