「軽い気持ち、遊び半分」“吹き矢”刺さったネコ見つかり 64歳男逮捕 段ボールで練習、エスカレートさせたか 埼玉・熊谷市

これは埼玉熊谷市で保護されたネコの写真です。よく見ると、背中のあたりに10センチほどの矢が刺さっているのが分かります。
このネコにケガをさせたとみられる男が逮捕されました動物愛護法違反の疑いで遠捕されたのは、市内に住む無職の田口富夫容疑者・64歳です。
警察によると、先月28日から29日にかけて、荒川の河川敷で、自分で作った吹き矢をネコの背中に当てて、ケガをさせた疑いがもたれています。
自宅からの押収物には、紙を丸めて作ったような大小様々な大きさの矢が数十本ありました。
矢の先端は紙やすりなどで、鋭利にしていたとみられています。そのほか、1メートル前後の鉄製の筒や、ヤスリなどを押収されました。
調べに対し、田口容疑者は「自分で作った吹き矢をネコに放っていた。軽い気持ちで遊び半分でやっていた」と話しており、容疑を認めています。
田口容疑者は、去年の夏ごろ、この場所で、吹き矢をしていて、近所の人から通報を受けていたとのこと。警察によると、田口容疑者が、犯行が行われた同じ場所で、段ボールの的に向かい、吹き矢をしていたところを通行人が目撃。
「吹き矢をしている人がいる。危ないので注意してください」との通報を受けて、田口容疑者を、口頭で注意していました。
去年、田口容疑者と会話をしたという近隣住民は、取材に対して、「田口容疑者が『吹き矢持って荒川の土手行ってやるんだ。練習するんだ』と話していた」と証言した。
犯行以前から河川敷で吹き矢をしていたという田口容疑者。ネコを保護していた女性も、容疑者逮捕に胸をなで下ろしています。
ネコを保護した女性:許せませんね。重い罪にしてほしいですよね。(容疑者逮捕に)ホッとしています。他のネコも被害に遭う恐れありますもんね。ほんとに良かった。
現在ネコは動物病院で保護されており、ケガの程度は軽いということです。
(「イット!」5月3日OA)