古屋圭司・衆院議員の23歳元秘書、自宅で死亡…詐欺罪などで公判中

古屋圭司・自民党衆院議員(岐阜5区)の元私設秘書で、他人名義の預金口座から不正に預金を引き出したとして詐欺罪などに問われ、岐阜地裁多治見支部で公判中だった山本翔貴被告(23)(岐阜県土岐市)が死亡していたことが、関係者への取材でわかった。
関係者によると、山本被告は2日に自宅で亡くなっているのが見つかった。自殺とみられる。同支部は近く、裁判を打ち切る公訴棄却の決定をする見通し。
起訴状などでは、山本被告は昨年11月9日、土岐市内の金融機関で、盗んだ同党多治見支部長名義の預金通帳と印鑑を使い、同支部の現金50万円を引き出したとしている。多治見市内にある古屋議員の事務所は同支部を兼ねており、山本被告は昨年4月から私設秘書として勤務していた。
4月の初公判で山本被告は、罪状認否で「今この時点では保留させていただきたい」と留保していた。
岐阜地検は3日、「状況を調査した上で、適切に対応したい」とするコメントを出した。