インターネット上に違法アップロードされた映画サイトへ誘導する「リーチサイト」を運営したとして、京都府警は８日、著作権法違反の疑いで、京都市山科区東野門口町の無職、高橋浩容疑者（５９）を逮捕した。「法に触れるとは思わなかった」と供述し、容疑を一部否認している。
府警によると、高橋容疑者が運営していたリーチサイトは「映画の無料動画で夢心地」。サイトで約２万以上の作品を紹介していたといい、平成２７年以降に約１３６０万円の広告収入を得ていた。
逮捕容疑は令和３年１２月～４年１０月、「劇場版 仮面ライダーリバイス」や「劇場版 呪術廻戦（じゅじゅつかいせん）０」など４作品の動画データの公開先リンクを自身が管理するウェブサイト上に記載するなどし、著作権を侵害したとしている。
リーチサイトには４年８～１０月で５７３万回のアクセスがあり、９４％が国内からだった。
府警は同日、別のリーチサイトを運営していた４０～５０代の男３人を著作権法違反の疑いで３月に書類送検したと発表した。