2年後に開かれる大阪・関西万博に役立ててほしいとの趣旨で、経営者の女性から大阪市に3億円の寄付があり、市長からのお礼と寄付を活用した展示の説明がありました。
2025年4月から半年間の万博期間中、「大阪ヘルスケア・パビリオン」を出展する大阪府・市は、万博成功のために広く寄付を呼びかけています。
企画の趣旨に賛同した大阪市中央区の前田葉子さん(80)から去年12月に3億円の寄付があり、横山英幸・大阪市長は8日午前、市役所で直接、感謝状を手渡しました。
また寄付を活用し、直径約7メートルの透明な球体の中で、魚の養殖と植物栽培との循環をみせる展示「アクアポニックス」についての説明もありました。
「自然界の縮図」ともいえるこの展示は、パビリオンの入り口付近の目立つ場所に置かれる予定です。
前田さんは長年、建設業などの会社を経営してきたといい、「今まで社長をしてきて、社会に貢献せねば、という思いを持っていました。(万博では)子どもがわくわくするようなものを見られるのでは」と、期待を語りました。