「助けてくれ」河口で漁船が転覆 声を聞いたサーファーが救助《新潟》

新潟市西区の新川で7日、漁船が転覆する事故がありました。乗っていた男性は、近くの海水浴場でサーフィンをしていた男性により救助されました。

救助されたのは、新潟市西区に住む69歳の男性です。
新潟海上保安部によりますと、男性は、新川漁港にある自分の船の係留場所で翌日に工事が予定されていたことから船を移動させようと、7日午後4時前頃から航行していましたが、新川の河口近くで大きな波を受けて転覆したということです。

午後4時半頃、近くの内野浜海水浴場付近でサーフィンをしていた男性が「助けてくれ」という声を聞き、声が聞こえた方に向かうと、救命用の浮き輪につかまる男性を発見、他のサーファー1人と協力して男性を救助しました。

救助された男性は低体温症の症状があり、病院に搬送されましたが命に別条はないということです。

漁船は長さ6.83メートル、幅1.85メートルの大きさで、当時の天候は雨、北西に4.5メートルの風が吹いていました。
新潟海上保安部は転覆した漁船を捜索しています。