ナイフ刺さった豚の生首 車のフロントガラスに置く 脅迫容疑で暴力団幹部を逮捕 離脱トラブルが原因か

目にナイフが刺さった豚の生首を車のフロントガラスに放置して、70代男性を脅迫した事件で犯行を指示した指定暴力団・二代目東組幹部の男が逮捕されました。
脅迫の疑いで逮捕されたのは、指定暴力団・二代目東組幹部・中江常雄容疑者(56)です。
中江容疑者は去年6月、部下の組員らと共謀し、大阪府内の70代男性が使用する車2台のフロントガラスに豚の生首を放置するなどして男性を脅迫した疑いが持たれています。
警察によりますと、豚の目には刃渡り約8センチのナイフが刺さり、首のあたりには赤い液体が塗られていました。
70代男性は去年2月から二代目東組の幹部離脱をめぐる内紛を仲裁しようとしていましたが、離脱する人物と親しいことから脅迫の対象になったということです。
これまでに実行犯の組員5人が逮捕されていて、中江容疑者は犯行前に組事務所に実行犯らを集め、脅迫を指示していたとみられています。
警察は中江容疑者の認否を明らかにしていません。