19日、G7広島サミットが開幕します。
各国の首脳陣が続々と日本入りする中、すでに会場周辺は厳戒態勢。これまでの最大規模の人員で警備にあたります。
(渡辺萌々香記者リポート)「明日からG7広島サミットが開かれる宇品島ですが、完全に規制されています。警察官も多く、ものものしい雰囲気です」
広島湾に浮かぶ「宇品島」には、約1500人が住んでいて、古くは海上交通の拠点として栄え、会場となるホテルも元々は造船所だったそうです。
島と市街地は橋でつながっていますが、入り口が規制されているため識別証がないと島に入れません。
(渡辺記者)「宇品島の住民は必ずパスを首から下げて、入る際はそれをタッチしています」
警備体制は、陸からだけでなく、空にはドローンを飛ばし、海には海上保安庁の巡視船などが島の周辺を巡回しています。
(地元住民・母)「交通規制とかで学校が休みになってちょっと大変だったりするんですけど、これが意味あることになればいいなと」
(Q.サミットが広島で開かれるのを知っていますか?)
(地元住民・男の子)「知ってる。先生からは偉い人が来たりするから警察がいっぱい広島におる(と聞いた)」
(地元住民の男性)「(警備体制が)すごいですね。やりすぎじゃないの。そんな気がするけどね」
(Q.生活に支障が出ている?)
(男性)「特にはないですけど、宇品島の人は大変だと思う」
広島サミットは人口が密集する市街地での開催となるため、全国の警察から警察官が動員されていて、最大2万4000人の態勢で警戒に当たるということです。
また、平和公園も閉鎖されました。
平和公園には各国の首脳らが訪れる予定となっているため、サミットの関連行事が終了する21日まで立ち入りが制限されます。
G7各国首脳がそろって原爆資料館を視察し、慰霊碑に献花をするのは今回が初めてとなります。
(地元住民の男性)「(平和は)貴重なんだっていうのを感じて、持ち帰っていただきたい。やはり核のない世界というのが一番望ましいので、そういったところに繋げて欲しいなって思います」