山上徹也被告の裁判に向けた手続き、はじめて日程が明らかになりました。奈良地裁によりますと、去年7月に奈良市内で起きた、安倍晋三元総理大臣の銃撃事件で起訴された、山上徹也被告の裁判に向けた、第一回公判前整理手続きの日程が、6月12日に決定しました。山上被告は、殺人罪のほか、武器等製造法違反罪、火薬類取締法違反罪、銃刀法違反罪、建造物損壊罪の罪で起訴されています。公開の法廷での裁判が始まる前に、裁判所・検察官・弁護人が争点や証拠などを確認する手続きで、多くの場合非公開で行われています。山上徹也被告の公判前整理手続きについては、ジャーナリストの江川紹子さんが共同代表を務める研究会が、奈良地裁に「公開」求める要望書を提出。今回の事件は、事件後に多くのデマがSNS上で広がったことなどからも、裁判に透明性が求められるなどとして、手続きの公開や事後に公表することを求めています。