「イライラを抑えきれず」…入所者の88歳男性に足蹴り 骨折の重傷負わせた元介護職員の男逮捕 札幌市

札幌市中央区の老人ホームで入所者の88歳の男性に暴行を加え、大けがをさせたとして、この施設で介護士として勤務していた27歳の男が18日、逮捕されました。
傷害容疑で逮捕されたのは、札幌市北区北19条西2丁目の無職・高橋渉容疑者27歳です。
警察によりますと、高橋容疑者は9日午前3時半ごろ、当時、介護士として勤務していた札幌市中央区の特別養護老人ホームで、入所者の88歳の男性の腹部を蹴るなどの暴行を加え、骨折の大けがをさせた疑いがもたれています。
ただ、これまでのところ、体のどの部分を骨折したのかは、明らかにされていません。
施設の職員が男性のけがに気づき、15日に別の職員が警察に通報して事件が発覚。その後、高橋容疑者は施設を解雇されていました。
調べに対し高橋容疑者は、「介護でストレスがたまっていた、イライラを抑えきれなかった」と容疑を認めているということです。
警察は、高橋容疑者と男性との間に、何らかのトラブルがあった可能性があるとみて捜査を進めるとともに、ほかにも同様の行為がなかったか調べています。
5月19日(金)午前7時6分配信