大阪市で暗号資産の投資名目で不正に契約をさせたとして、主犯格とみられる男ら9人が逮捕されました。
集めた金は約7億円にのぼるということです。
特定商取引法違反の疑いで逮捕されたのは、東京都港区の無職・坂本昂洋容疑者(33)と大阪市北区の無職・丸田勇剛容疑者(23)ら男女9人です。
坂本容疑者らは去年6月から約3ヵ月間、「マーケットピーク」という団体が発行する暗号資産への投資名目で法令で定められた書面を交付せず、大学生の男女3人に不正な契約をさせたなどの疑いが持たれています。
警察によりますと、坂本容疑者らは暗号資産の運用にマルチ商法を組み合わせた手法で、「紹介すると稼げる」とうたい、SNSを通じて若者を対象に勧誘していたということです。
坂本容疑者らは、約2500人から7億7500万円ほどを集めていたとみられます。
契約をした大学生は「消費者金融にお金を借りろと指示された。(暗号資産を)買うしかない状況だった」と被害を訴えています。
警察は、資金の流れを確認するなどして、組織の全容解明を進めています。