千葉県長生村議会議長の東間永次容疑者(77)が村の女性職員(27)に対する傷害容疑で逮捕された事件で、東間容疑者が事件直後、女性職員にセクハラ行為をしていた疑いのあることがわかった。電話で卑わいな言葉を浴びせたという。村議会で24日、議会改革特別委員会があり、関克也委員長らが報告した。
茂原署によると、東間容疑者は4月7日午後10時~10時45分頃、公用車の車内で女性職員の髪を引っ張ったり、シートベルトで首を絞めたりして、左腕を打撲する軽傷を負わせた疑い。
関委員長らは事件後、関係者に聞き取りを重ねていた。その結果として特別委に報告した内容によると、東間容疑者は4月7日の深夜、女性職員が運転する公用車で自宅に送り届けてもらった。その直後、女性職員に電話をかけ、着信に気づいて折り返してきた際に卑わいな言葉を浴びせていた。昨年からセクハラ電話を繰り返していたという。
特別委では、事件のあった公用車のドライブレコーダーで、映像の一部が残っていないことも判明した。事件翌日の4月8日、村職員がドラレコのSDカードを調べて判明したという。村幹部は特別委で、最初から録画されていなかったのか、後から消去されたのかは不明だと説明した。