兵庫県の県立病院で肺がんの疑いがある患者の検査結果を見落とし、その後、患者が死亡していたことが分かりました。 兵庫県によりますと、おととし8月、丹波市の「県立丹波医療センター」で70代の女性患者が目まいを訴えてCT検査を受けました。放射線の医師が肺の一部に影が見えるため精密検査が必要だと指摘しましたが、担当医らが確認を怠っていたということです。 女性は咳が続いたため1年後に別の診療所を受診、「ステージ4」の肺がんと診断され、4か月後に死亡しました。 県は医療事故と認め遺族に1125万円を支払い和解する方針です。 丹波医療センターでは、4年前にも肺がんを見落としその後患者が死亡する医療事故が起こっています。