横浜を拠点に活動する女性3人のボーカルグループ「横濱シスターズ」が、ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会の出場国・地域の国歌や愛唱歌をメドレーにして歌っている。世界中から横浜を訪れるラグビーファンを歓迎する思いと、スポーツを通した世界平和への願いを込めた。動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開している。【石塚淳子】
横濱シスターズは、横浜市内のボーカルトレーニングスクールで出会ったマホ、サチ、ミワの3人が2015年に結成した。レパートリーはジャズ、ポップスからハワイアン、昭和歌謡まで幅広い。今年6月の横浜開港祭に出演するなど、横浜市内を中心にイベントに参加したり、ライブ活動をしたりしている。それぞれの個性を生かした3人のハーモニーが多くのファンに愛されている。
1866年に設立された横浜フットボールクラブ(現在の横浜カントリー&アスレティッククラブ=YC&AC)が2015年、アジア最古の「ラグビー」フットボールクラブであるとイギリスの世界ラグビー博物館に認められた。日本の「ラグビー発祥の地」となりラグビーと縁の深い横浜で活動しているグループとして、メドレーを歌うことを思い立ったという。
タイトルは「Rugby 20 National Anthems Medley」。国歌や愛唱歌をそれぞれ20秒程度でつないでいる。ラグビーの精神を表現した応援ソング「One for all All for one」もつくり、映像ではYC&ACを活動拠点とする横浜YCラグビースクールの子供たちと共演している。
横濱シスターズの代表、渡辺真帆さんは「ラグビーの世界最大の祭典が横浜にやってきた。みんなで全チームを歓迎し、応援したい」と話している。