大阪維新の会の吉村洋文代表は29日、後輩議員へのハラスメントやストーカー行為が発覚した笹川府議に関して「大阪維新の会の代表として、『除名』するのが相当だと思う」と述べた上で「(笹川府議は)議員を辞職すべきだ」との見解を示しました。
笹川理・大阪府議(42)は8年前、同じ維新の宮脇希・大阪市議(36)に対して、パワハラやストーカー行為をしたとして、党から厳重注意処分を受けた後、22日に府議団の代表を辞任していました。
笹川府議は翌23日の会見では「離党は考えていない」と話していましたが、関係者によりますと、25日には一転して、離党の意向を周囲に伝えたということです。
維新の吉村洋文代表は、笹川府議の離党届は「預かりであって、正式に受理はしていない。一連の行動に関して厳しく処分すべきだ」と説明。
党として綱紀委員会にかけるなど、正式な手続きを踏んだ上で、処分すべきとの考えを示しました。
また維新の大阪府議団は29日、代表を辞任した笹川府議の後任として、金城克典府議(51)を新代表に選出しました。