叔母名義の預金通帳やクレカも押収 タリウム事件で捜索

叔母(61)にタリウムを摂取させて殺害しようとしたとして、殺人未遂容疑で京都市の無職、宮本一希容疑者(37)=女子大生に対する殺人罪で起訴=が再逮捕された事件で、大阪府警は1日、容疑者宅や関係先を家宅捜索した。捜査関係者によると、複数のスマートフォンやタブレット端末を押収。府警はこれらを分析し、タリウムの入手先などを詳しく調べる。
捜査関係者によると、容疑者が経営していた会社などの関係先も含めて、スマホやタブレットのほか、叔母名義の預金通帳やキャッシュカード、クレジットカードも押収した。
府警によると、叔母は令和2年7月に体調不良を訴えて入院し、今も意識不明の重体。府警がこれまでに押収した容疑者のスマホには、同2月以降に殺人やタリウムに関して検索した履歴や、タリウムを扱う会社からの見積もりデータが残っていた。