2021年に東京都墨田区の女子高校生=当時(18)=の遺体が山梨県内の小屋で見つかった事件で、高校生を連れ去り殺害したとして、殺人罪などに問われた小森章平被告(29)と妻和美被告(30)は2日、東京地裁の裁判員裁判初公判で、いずれも「間違いありません」と起訴内容を認めた。和美被告の弁護側は心神耗弱状態だったと主張した。
起訴状によると、両被告は女子高校生の携帯電話にメッセージを送り、21年8月28日、東京都墨田区の駐車場におびき出し、車に乗せて連れ去ったとされる。また同30日、山梨県早川町の小屋で首をロープで絞め、背中をナイフで複数回突き刺し、殺害したとしている。