初の謝罪「何もかも私が奪った」 神戸市北区高校生刺殺事件 当時17歳だった男(30)が謝罪の言葉

13年前、神戸市北区で男子高校生をナイフで刺し殺害した罪に問われている当時17歳の男の裁判で、男が初めて被害者と遺族に対して謝罪の言葉を述べました。
当時17歳だった男(30)は2010年10月、神戸市北区の路上で高校生の堤将太さん(当時16)をナイフで複数回刺し、殺害した罪に問われています。
7日の初公判で男は堤さんを刺したことを認めましたが、殺意については否認しました。
8日の被告人質問で、弁護側から今回の事件を振り返ってどう思っているかを問われると、堤さんに対して「何もかも私が奪ってしまいました。申し訳ないと思います」と話し、また遺族に対しては「大切な家族の命を奪ってしまい、私のせいで苦しませてしまいました」と謝罪の言葉を述べました。
8日午後は堤さんの父親が被害者参加制度を使い、被告人質問を行います。