放送倫理・番組向上機構(BPO)は、12日までに同機構の公式サイトを通じ、NHK『ニュースウォッチ9』について、放送倫理検証委員会の審議に入ったと発表した。 <ツイッターはこちら>謝罪文を出した『ニュースウォッチ9』ツイッター 対象は『ニュースウォッチ9』の5月15日の放送内容について。エンディングで「新型コロナ5類移行から1週間・戻りつつある日常」と題する1分5秒のVTRを放送し、ワクチン被害者の遺族3人が出演したが、視聴者には新型コロナ感染により亡くなったかのような印象を与え、翌日の放送で謝罪した。 BPOの同委員会は、NHKから提出された報告書と番組DVDを踏まえて協議を行った上で「その結果、企画、取材、編集の各段階で不明な点が多く報告書は納得できる内容ではなく、放送倫理違反の疑いがあることから、放送に至った経緯等について詳しく検証する必要があるとして審議入りを決めた」と説明した。 今後、当該番組の関係者からヒアリングを行うなどして審議を進める。