13年前、神戸市北区で男子高校生をナイフで刺し殺害した罪に問われている当時17歳の男の裁判で、被害者の家族が意見陳述し、姉は「最も重い処罰を求める」と訴えました。
当時17歳だった被告の男(30)は2010年10月、神戸市北区の路上で高校生の堤将太さん(当時16)をナイフで複数回刺し、殺害した罪に問われています。
これまでの裁判で男は堤さんを刺したことを認めている一方で、「殺すつもりはありませんでした」と、殺意を否認しています。
12日の裁判で、堤さんの兄は「11年間が本当に長く感じた。事件以降、男が何をどう感じていたかを包み隠さず話てほしい」と話し、堤さんの姉は「最も重い処罰を求めます」と涙ながらに訴えました。
男に対する求刑は、このあと午後になる見通しです。