「娘が知り合いの男から暴力」報復おそれ、2週間後に通報で…10代少女に暴行から3か月、逮捕の23歳「態度に腹が立った」

3月中旬、札幌市のススキノの飲食店ビルで、知人の10代の少女の首を何度も押さえつけるなどしたとして、23歳の男が逮捕されました。
暴行の疑いで逮捕されたのは、札幌市白石区菊水上町に住む23歳の自称・解体工の男です。 この男は3月14日午前4時50分ごろから1時間余りの間に、札幌市のススキノの飲食店ビルで、知人の10代の無職の少女の首をエレベーターなどの壁に押さえつけた疑いが持たれています。 警察によりますと、詳しい原因は捜査中とされていますが、事件前、2人は現場のビル内の店舗で、複数人のグループで飲食し、男が少女の態度に腹を立て、犯行に及んだとみられています。 少女は当初、報復をおそれていましたが、被害を知った母親が2週間後「娘が知り合いの男から暴力をふるわれた」と通報。 防犯カメラの映像などで、暴行の容疑が固まったとして、事件発生からほぼ3か月の13日午前、男の逮捕に至りました。 取り調べに対して23歳の自称・解体工の男は「間違いありません。少女の態度に腹が立った」などと話し、容疑を認めているということです。 この男をめぐる他の暴力行為の相談、取り扱い歴はありませんが、警察は、引き続き動機などの調べをすすめています。