歯の治療を受けた後に2歳児が死亡、元歯科医院長は控訴審でも“無罪主張”-福岡

福岡県春日市の歯科医院で6年前、歯の治療後に2歳の女の子が死亡した事故の控訴審です。1審で執行猶予付きの有罪判決を受けた元院長(57)は、控訴審でも無罪を主張しました。
◆「異変を見落とした」1審は有罪判決
1審判決によりますと春日市で歯科医院を経営していた高田貴被告は6年前、歯の治療を受けた当時2歳の山口叶愛ちゃんの体調が急変したにも関わらず、適切な救命措置を怠り叶愛ちゃんを局所麻酔・リドカイン中毒による低酸素脳症で死亡させました。1審で高田被告は無罪を主張していましたが、福岡地裁は「自らの技量を過信し異変を見落とした」などとして禁錮1年6か月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡していました。
◆“別の死亡原因がある可能性”を主張
16日の控訴審の初公判で、弁護側は叶愛ちゃんの死因について「急性リドカイン中毒ではない」などとして無罪を主張。弁護側の証人として出廷した麻酔科医も「リドカインは規定量であれば安全なもの」などとして別の死亡原因がある可能性を証言しました。一方、検察側は控訴の棄却を求めています。