横浜・戸塚の歩道で男性殴り殺害容疑 男を逮捕、防犯カメラなどから特定

横浜市戸塚区の歩道で2月、男性が棒のようなもので殴られて死亡した事件で、神奈川県警は18日、殺人の疑いで、現場近くに住む戸塚区東俣野町、会社員、服部繁雄容疑者(64)を逮捕した。県警によると、防犯カメラの映像などから服部容疑者が浮上。調べに「やっていません」と容疑を否認している。県警は2人の関係性などを捜査している。
逮捕容疑は2月20日午後6時ごろ、東俣野町の歩道で、同県藤沢市西富、無職、柴田哲二郎さん=当時(78)=を棒のようなもので殴打するなどし、殺害したとしている。柴田さんは翌日、頭部打撲による頭蓋内損傷で死亡。体にも複数の傷があったという。
県警や捜査関係者によると、柴田さんは20日午後5時40分ごろ、自宅から徒歩で外出。約1キロ離れた現場の歩道で、後方から頭などを複数回殴打されたとみられる。柴田さんの自宅近くでバットを持った不審な男の目撃情報が複数、県警に寄せられていた。
柴田さんの遺族は容疑者逮捕を受け、「事件から4カ月ほどがたちましたが、故人を失った悲しみは深い」などとするコメントを出した。
柴田さんの近所の50代男性は「柴田さんはいつもウオーキングに行き元気だった。(容疑者が)捕まって良かった」と話した。事件現場近くの80代男性は「家族と心配をしていたので逮捕で安心した」と語った。