仕事でのトラブルを理由に男子大学生に暴行を加え、両手を縛って倉庫内につるし上げたなどとして京都府警向日町署は20日、傷害などの疑いで同府宇治市広野町中島の解体業、細見寛太容疑者(25)を逮捕した。「記憶にない」と供述し、容疑を否認している。
逮捕容疑は昨年12月、解体業の男(18)と共謀し、京都市西京区の男子大学生(19)に対し、同府向日市の公園で顔を足で蹴るなどして顔の骨を折る1カ月の重傷を負わせたほか、宇治市の会社倉庫内で両手を縄で縛った上、天井に備え付けられた滑車を使って約2メートルの高さまでつるし上げたなどとしている。
向日町署によると、被害者の男子大学生はかつて解体現場のアルバイトとして細見容疑者とともに勤務していた際、ブロック塀を倒したことをきっかけに、修復費用を巡るトラブルになっていたという。