立憲民主・小沢一郎氏が政策グループ、衆参15人参加見通し…「泉降ろし」の見方も

立憲民主党の小沢一郎衆院議員を中心とする政策グループが発足した。衆参両院議員約15人が参加する見通しだ。次期衆院選を見据え、存在感を発揮する狙いがあるとみられる。
グループ名は「 一清 (いっせい)会」で、小沢氏が会長に就いた。会長代行の牧義夫衆院議員が21日、国会内で記者会見し、発足の狙いについて、「(小沢氏は)ますます元気で、『三度目の正直』の政権交代を果たすまでは死んでも死にきれないという思いがある」と説明した。小沢氏本人は記者会見に出席しなかった。
小沢氏は、16日に発足した、次期衆院選での野党候補の一本化を求める会の呼びかけ人にもなっている。
党勢が上向かない中、立民内では、他党との選挙協力に消極的な泉代表への不満が高まっている。小沢氏の一連の動きには、「『泉降ろし』を仕掛けている」との見方も出ている。牧氏は記者会見で、「今の執行部に不満のある人が集まるということではない」と語った。