路線バスが「中扉」開けたまま25分間走行、換気後に閉め忘れ

東海バス(静岡県伊東市)は26日、同県沼津市内で路線バスが9キロ超にわたって、バス側面の中扉を開けたまま走行するトラブルがあったと発表した。同社は同日、国土交通省静岡運輸支局に報告書を提出、同支局が調査をしている。
同社によると、扉を開けたまま走行したバスは今月18日夕方、沼津商業高校を出発し、沼津駅に向かうバス。40歳代の男性運転手が、出発前の沼津営業所で、換気のために扉を開け、閉め忘れたという。扉を開いて走行したのは約25分間で、営業所からの回送区間と、バス停の「沼津商業高校」から「大手町」区間の計9・3キロ。約6キロでは、最大4人が乗車していたという。
このバスの中扉は、体が不自由な客がいた場合などに利用が限られていた。本来は扉が開いた状態では発進できない装置があるが、作動しなかった。
運転手は扉について、降車する乗客から伝えられて気付いたが、会社には報告しなかったといい、東海バスは、静岡運輸支局の指摘を受けて問題を把握した。東海バスは「事態を厳粛に受け止め、出発時の安全確認の再徹底と、運行する全ての車両で保安装置を緊急点検する」としている。