24日に北海道標茶町で背中などを食べられ死んでいるのが見つかった乳牛は、残されていた体毛のDNA検査の結果、
4年前から牛を襲っているヒグマ、通称「OSO18」(オソ18)による被害と特定されました。
「OSO18」による被害はことし初めてで、28日に標茶町で開かれた「OSO18」の捕獲に向けた会議で報告されました。
また、食べられた牛が見つかった午前9時20分ごろの直後や前日には「OSO18」とみられるクマが目撃されているということです。
「OSO18」は警戒心が強く、以前被害があった場所に置いた箱わなには入らなかったため、
今後は牛を食べに戻ってきたところを確認した上で、気づかれにくい「くくりわな」を地中に仕掛ける方向で進める方針です。
「OSO18」は2019年から合わせて牛66頭を襲ったとされていて、そのうち32頭が死ぬ被害が出ています。