神戸市で男の子の遺体が見つかってから1週間。容疑者に関する新たな証言です。 6月22日、神戸市の草むらで穂坂修ちゃん(6)の遺体が見つかり、修ちゃんの母親で長女の穂坂沙喜容疑者(34)や次男の大地容疑者(32)と、そのきょうだいの朝美容疑者(30)、朝華容疑者(30)が、祖母への傷害・監禁の疑いで逮捕されました。 警察によりますと、逮捕された姉妹の1人は祖母への暴行は「大地容疑者の指示だった」などと供述しているということです。また祖母は「大地容疑者が修ちゃんの遺体をスーツケースに入れて隠すよう指示していた」という趣旨の説明をしているということです。警察は、大地容疑者が家庭内で支配的な立場にあり犯行を主導した可能性がある、とみて捜査しています。 また、大地容疑者は以前、障がい者の就労支援を行う事業所に通っていたことがわかり、事業所の責任者がMBSの取材に応じました。 (2021年春まで通っていた事業所の責任者) 「ちょっと嫌なことがあったらすぐに辞めると、次にいくという考えですね。(当時の)奥さんとの会話は、命令口調で言っていたり、偉そうに上から言ったりしていた」 逮捕された4人の供述には矛盾する部分もあり、警察は慎重に捜査を進めています。