「水がここまで…」線状降水帯で九州大雨、片付けに追われる住民

梅雨前線の影響で熊本県内に発生した線状降水帯による大雨から一夜明けた4日、氾濫した河川沿いに住む住民らは浸水した家屋の片付けに追われた。
熊本県によると、県内では一連の大雨でけが人はなかったものの、52棟の民家で床上、床下浸水の被害が発生。八代市泉町では土砂崩れにより林道が通行止めとなった。6世帯10人が孤立状態だが、集落に水や食料はあり、体調不良者はいないという。
益城町では木山川が氾濫して42棟の民家で浸水被害が発生した。同町赤井のパート従業員、高村久美子さん(79)方は床上まで浸水した。家の中では冷凍庫が倒れるなどの被害が出た。4日午後は近くに住む息子の会社員、紀和さん(51)とともに片付けに汗を流した。高村さんは2日夜から高台に避難していて、けがなどはなかったが「ここまで水が上がるとは。これからどうしたらよいものか」と途方に暮れていた。【野呂賢治】