安倍晋三元首相の死去に伴う自民党安倍派の新会長ポスト選びをめぐり、6日に党本部で行われた派閥の幹部会で、出席者から「5人組」による集団指導体制への移行を求める声が出た。
「5人組」の5人とは、萩生田光一政調会長、高木毅国対委員長、松野博一官房長官、西村康稔経産相、世耕弘成参院幹事長。突出した有力候補者がいない中、集団指導体制による派閥運営を目指すとする勢力だ。
その1人の高木氏は、派閥総会後の取材に「5人で今後、派閥を運営していくことが、わが派にとっていちばんいいという提案をさせていただいた」と述べ、正式な会長不在の現体制から、「5人組」による集団指導体制への移行を求めたことを明かした。
安倍氏の死去後は、ベテランの塩谷立氏と下村博文氏が会長代理として、暫定的に派閥運営を進めてきた。塩谷氏はこの日、新会長については1人に決めるべきとの考えを報道陣に表明。高木氏は、「それも1つの考え方。今後、しっかり決めていかないといけない」と述べるにとどめた。
安倍派の新会長ポスト選びは、ベテラン議員と次世代勢力による「世代間対立」の様相もみせ始めている。
塩谷氏は今後の新体制について、7月8日に営まれる安倍氏の一周忌法要後、本格的な議論を始めたいとの考えを示した。