「ビール数本で数時間粘られる」飲食店が困惑する”迷惑な外国人観光客”。無銭飲食、器物破損、大量ドタキャンも…

日本政府観光局によると‘23年5月の訪日外客数は189万8900人と’19年比68.5%の回復を見せた。そんななか、早くも観光客の迷惑行為が全国で報告されている。そんななか、飲食店でハメを外す観光客も依然として多い。 ◆泥酔、喧嘩、ナンパ……クセの悪い観光客が増加? 「この辺の居酒屋はみんな嫌がっているよ。だって欧米人4人でビール2本を回し飲みして、料理もつまみも注文せず3~4時間粘られるから」と話す、都内のスナック店主のエピソードは序の口だ。他のスナック店主は、こう嘆く。 「泥酔した観光客が店に無理矢理入ってこようとして押し問答になって。去り際に『ファックユー!』と言って中身の入った瓶を投げつけられて以来、外国人の入店は禁止にしました。うちには英語が話せる店員がいないので、自衛のためには仕方ないですよね」 そして、「飲み逃げ」「食い逃げ」も頻発している。 バーが立ち並ぶことで有名な東京・新宿の某エリアでは集団で入店した客が一人ずつ出て行き、最後の一人に支払いを求めると「なぜ自分が全員分を払うのか」とゴネるという、詐欺まがいの行為も。さらには「このビールはぬるいから金は払わない」といって逃げられたため、警察を呼んだケースもあるという。 ◆大量ドタキャンにあえぐ飲食店。言葉の問題で深追いもできず また、代金は払うがトイレを壊す、大騒ぎして照明を壊す、果てはテレビのリモコンや翻訳機の「ポケトーク」を盗まれるといった迷惑行為に悩む店も。また六本木のバー店員は、ある“変化”におののいている。 「これまで酔って暴れるのは在日外国人でした。それが今は、喧嘩をしたり備品を壊したり、ナンパやセクハラ行為に及ぶのはもっぱら観光客。円安のせいか国籍が多様化し、以前よりも性質も悪くなったと感じます」 経営を逼迫する問題も。道頓堀などで展開する焼肉居酒屋店のオーナーの話。 「いちばん困っているのが予約のキャンセルです。店舗によっては、20~30席近い席を用意しているのですが、突然されると打つ手がない。頻度としては月に3、4回。規模が小さいのも含めたら、だいたい1日1回以上はある感じかな。キャンセル料の請求も難しく、言葉の問題もあるため泣き寝入りするしかありません。 あと、ウチの店舗の中では食べ放題のスタイルのお店もあって、みんな一気にガーッと注文するから、食べ残しの量がどうしても多くなる。原価が高くなっている今、食べ残しのダメージは実は結構大きくて、何より見ていてあんまり気持ちのいいものじゃない。