営利目的で大麻を所持したとして、警視庁薬物銃器対策課は12日、大麻取締法違反容疑で、いずれも19歳の東京農業大ボクシング部員の男と、その知人の男を逮捕した。薬銃課は、2人の認否を明らかにしていない。薬銃課は、東農大ボクシング部の学生寮など関係先を家宅捜索。大麻の入手ルートを調べている。
逮捕容疑は、7月4日午前2時ごろ、東京都世田谷区内で、乾燥大麻7・87グラム(末端価格約4万円)を所持したとしている。2人が車の中にいるところを警察官が職務質問。大麻所持が発覚した。薬銃課は車内からほかにも、大麻樹脂などを押収したという。
東農大ボクシング部はプロの世界王者や五輪代表の選手を多数輩出する強豪校として知られている。これを受け、今月8日の関東大学リーグ戦への出場を辞退していた。
東農大は、ホームページで「薬物乱用の有害性・危険性・反社会性は明らかであり、本学としては、早急に事実関係の把握に努め、厳正に対処する所存だ」などとするコメントを発表した。