北海道南部の八雲町の道央自動車道で、11日から12日にかけてクマの目撃が相次ぎ、通行止めが断続的に続いています。 そのうちの1頭は車にはねられて死に、警察は、子グマが親グマを探して出没しているとみて、注意を呼びかけています。
警察によりますと、11日午後3時半ごろ、道央自動車道の落部から八雲に向かう下り車線で、乗用車を運転していた人が親子とみられる2頭のクマを目撃し、その後、道路に飛び出してきた親グマを跳ねました。
跳ねられた親グマは、現場を立ち去りましたが、12日午前5時ごろ、現場近くの道央自動車道の脇で死んでいるのが見つかりました。
この直後に、道央自動車道の職員が、親グマの死がいを撤去していたところ、道路を横切る子グマを目撃しました。
このため、道央自動車道は落部から八雲までの上下線が、12日午前8時過ぎまで通行止めになりました。
さらに、12日午前9時すぎ、道央自動車道を走っていた車の運転手が再び、子グマを目撃して通報し、道央自動車道は同じ落部から八雲までの上下線で通行止めとなり、12日午後3時前に解除されました。
ところが、そのおよそ10分後、近くでまた、子グマが目撃され、道央自動車道は12日、同じ落部から八雲までの上下線で、3度目の通行止めとなりました。
警察は、子グマが親グマを探して出没しているとみて、注意を呼びかけています。