「ウォーターキャノン」誤作動 噴射された水が男性スタッフの顔を直撃し死亡 韓国発音楽イベントのリハーサル中 大阪・舞洲

大阪市此花区のイベント会場で音楽フェスのリハーサル中に水を噴射する装置が誤作動しました。水は男性スタッフの頭に直撃し、男性は死亡しました。現場から古川昌希アナウンサーが中継です。
今回、事故が発生したのが、あちらに見える黒いステージです。午前11時すぎ、大阪市此花区の舞洲にあるイベント会場で「男性イベントスタッフがステージ機材で頭をけが。意識なし」と警備員から消防に通報がありました。
警察によりますと、イベント会場では当時、あす15日から2日間開催予定の音楽フェス「WATER BOMB2023」のリハーサル中で、水を噴射する装置の「ウォーターキャノン」が誤作動し、筒を覗き込んでいた男性スタッフの顔に水が直撃したということです。
男性は転倒し、意識不明の状態で病院に搬送され、その後死亡が確認されました。
男性はステージの特殊効果を担当していた下請け業者の40代の男性とみられます。
ウォーターキャノンは水が時速約120キロで噴射する仕組みで、ステージ上には40本設置されていたということなんですが、そのウォーターキャノンとみられる装置がこちらからも確認できます。
筒の長さが約147センチ、警察の発表によりますと水が噴き出す穴の大きさは7.5センチほどだということなんです。
その当時約200人のスタッフがリハーサルにあたっていたということで、警察は業務上過失致死の疑いも視野に、当時の詳しい状況を調べています。